名古屋ミニ周遊 (part1)


 今回は、6月6日の月曜日に行ってきました。

 この日は、車椅子のM・S君とT・K君の二人組と介助人の計4人を連れて、軽い鉄道の旅をしてきました。

 手軽に一回りできる路線があるので、「JR線を一周しようか?」と、わたくしが誘いをかけると、車椅子の二人組は、即答で、「JR線に乗りに行こう!」との返事。 そして、即実行となりました。


 これが今回、使った切符です。 珍しい切符であることは間違いないですね。

 前日にみどりの窓口の人(若い女性の人)は、不思議に思いながらも、この切符をすぐに発券してくれました。

今回は、この切符だけを使っての周遊旅となりました。
 まずは、昼食を食べて、JR名古屋駅のホームにきました。
 最初に乗ったのは、こちら。

13時28分発のセントラルライナー中津川行きです。 車両は、313系です。

この列車、乗車整理券が必要で、お金が余分に310円かかります。
 車内に入ると、このような感じで、ちょっと豪華なつくりとなっており、これなら、特別にお金を払っても・・・という気になれますね。

 座席は、転換クロスシートとなっており、また座席のヘッドレストの方も高く作っております。
 車端部の座席は、ボックス型タイプとなっておりますが、このようにテーブルまで備えてあります。
 わたくしらは、扉から入って、すぐの転換クロスシートの部分に、座ることにしました。
 順調にセントラルライナーは、飛ばし、神領(じんりょう)駅まできました。

 ここには、車両の基地があり、このように381系のパノラマ型グリーン車のついた車両を見かけました。
 そして、他には、セントラルライナー専用の313系や、211系も見えました。
 高蔵寺(こうぞうじ)駅を出ると、愛知環状鉄道線が遠ざかっていきます。
 高蔵寺を過ぎると、だんだんと山が多くなってきて、山岳ムードが漂ってきます。
 高蔵寺の次の駅である、定光寺(じょうこうじ)駅を通過しました。
この川は、庄内川です。 かなり上流にきているということが分かりますね。

この画像を見ると、山の中にある駅・・・と言う感じがしますよね。
 13時56分、多治見(たじみ)駅に到着しました。 

ここで、下車しました。
 しかし、この駅には、エレベーターやスロープなどのバリアフリー設備が整っていないため、駅員4人で、車椅子のM・S君やT・K君を運びました。
 ここから、太多(たいた)線に乗り換えます。

14時29分発の、太多・高山線経由の岐阜行きに乗ることにします。

 車両は、キハ11系の2両編成で、トイレが無く、セミクロスシートの車両でした。
 定刻どおり発車しました。 
しばらくは、中央線の名古屋行きの211系普通列車と並行して走っていました。
 次の駅、小泉(こいずみ)駅に到着しました。

このような光景を見ていると、ローカル線に乗っているということを実感・・・

単線の路線で非電化・・・確かにローカル色が強いですよね。
 太多線は、一駅ごとに、行き違い設備のある駅があります。
 14時50分、可児(かに)駅に到着しました。
 ここで、大きく入れ違い乗車がありました。 ここには、名鉄の新可児駅が隣にあります。
 可児駅を出ると、木曽川橋梁を渡ります。
 橋の上を走行中の画像・・・。

大河のようなイメージがありますが、これは、飛騨川と木曽川が合流する部分なので、大きく見えます。
 車庫が見てくると、まもなく、美濃太田駅が近づいてきます。
 高山線と合流し、14時57分、美濃太田(みのおおた)駅に到着しました。

ここで、数分停車し、ワンマン運転が終了し、車掌さんが乗り込んできました。
 美濃太田の次の駅、坂祝(さかほぎ)駅を出ると、木曽川沿いをしばらくの間、走行します。
 鵜沼(うぬま)駅では、キハ40系の高山行き普通列車と行き違いをしました。
 列車に乗れると、喜んでいた、車椅子のM・S君とT・K君の二人組は、疲れが出てきたのか、こんな感じでダウン・・・。
 15時38分、岐阜(ぎふ)駅に到着しました。

1時間10分ほどの、乗車時間でした。
 ここからは、名古屋へ帰るだけで、こちらの新快速、浜松行きに乗り込みました。
313系の4両編成でした。 4両編成では短く、混雑していました。
 こちらが313系の運転台で、ワンハンドルなのですが、すごいコンパクトな運転台でした。
 この画像を撮っているということは・・・
 そう、一番後ろにいて、後方の展望を楽しんだわけです。

 やはり何度もいうようですが、新快速や特別快速の四両編成は、やはり酷すぎます。 
せめて6両を最低の両数にしてもらいたいほどです。
 新快速のスピードは、このとおり、時速120kmで飛ばします。
 やはり、先ほどのキハ11系に比べると、ものすごく速く感じます。
 そして、無事に名古屋駅に到着しました。

 これで、中央線〜太多線〜高山線〜東海道線の周遊の旅は終わりました。


 今回は、ホントに近場のJRの線路を乗り潰してきました。
名古屋地区でも一筆書き切符のルートがこんなところでもできるわけです。 このように、一筆書きにすると、料金も安くなり、お得です。

 今回も、車椅子の人たちを使っての旅となりましたが、このように、いろいろと出かけられる・・・というのは、本当にいいものですね。

 皆さんも、近場にある鉄道が乗り始めて旅をする・・・というのはどうでしょうか?
新しい発見があるかも・・・です。





[おわり]

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